法人破産 [事例8]

大手参入で経営悪化、会社名義の借金1億3000万円⇒会社破産で0円に

通信販売業
債務整理方法借金総額
会社破産 1億3000万円 ⇒ 0円

背景

Aさんの会社は、インターネット通信販売を営んでいました。設立初年度の年商は1億5000万円であり、経営は順調でした。しかし、クレジット決済が多いこともあり、現金回収までに2カ月ほどのタイムラグが生じ、資金の中抜けを補てんすべく借入をすることも多々ありました。
そのような中、大手業者が参入してきたため、一気に経営状況が悪化してしまいました。打開策として金融機関への返済猶予を相談したり、リストラなど人員削減や経費削減を行いましたが、会社立て直しの目途が一向に立ちませんでした。
「今後、会社をどうしたらよいのだろうか」「自分はどうなってしまうのだろうか」と強い不安を感じたAさんは、当事務所へご相談にいらっしゃいました。

対応

ご依頼後、Aさんから事情をお伺いしたところ、商品発送を行うための拠点として事務所を借りていました。しかし、その賃料支払いが滞納状態であり、貸主から「早期に退去して欲しい」と強く求められていました。しかし、事務所内には在庫商品や備品がたくさん保管されており、早期退去は難しい状況でした。
そこで、退去までの猶予期間を貰えるよう弁護士が交渉し、その間に在庫商品の金銭換価、備品などの処分、リース物件の返却などの作業が行なえる状況の確保に努めました。
また、多くの商品を扱っていたため、仕入れ先業者である債権者が多数いました。そのため、債権者から非常に多くの問合せがありましたが、弁護士が窓口となり全て対応しました。

結果

その後、資料収集、書面作成を行い、Aさんの会社の破産申立を行いました。選任された管財人から厳しい指摘も受けましたが、きちんとAさんが真摯に対応したこともあり、何事もなく無事に済みました。
そして、最終的に会社名義の借金1億3000万円は全額免除され、無事にAさんの借金問題は解決されました。

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